嵐山に行くのであれば、広隆寺に安置されている弥勒菩薩は一見の価値あり! [京都の御朱印巡り【お寺編】]
日本人ならば誰しも、
小中学校の歴史の教科書でも見たことがあると思われる
弥勒菩薩(みろくぼさつ)、しかし写真ではなく、
実際に見たことがある人はどれほどいるでしょうか。
京都の人気スポットでもある嵐山。
その嵐山から約3Kmほど離れた場所、
太秦に広隆寺というお寺があります。
渡来人の秦氏が聖徳太子より仏像を譲り受けて
建立されたと言われています。
818年に古記録を消失しており、
建設当初の詳しい内容がはっきりしていません。
因みに以前に本ブログでも書いたことのある車折神社の場所は、
おおよそ、嵐山と広隆寺とのおおよそ中間の所に位置します。
上のMapで示している青い点線状の通り(三条通)を
嵐山⇔広隆寺間を歩いていると、
表参道に入る為の大きな鳥居にすぐに気付くことが出来ます。
そして、広隆寺の直ぐ近くには時代劇等の撮影で有名な
太秦の映画村があります。
所で広隆寺のお寺の名前は
中学校の歴史の勉強をそこそこしている人であれば
知っている人も多いことでしょう。
(本堂)上宮王院の本尊は聖徳太子像です。
広隆寺という名前を知っていたとしても、
その寺が太秦にあることや、本記事の一番トップに
掲載された写真の弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゆいぞう)が
霊宝殿に安置されているということまでは、
知らない人の方が多いかもしれませんね。
この上の写真が霊宝殿です。
この建物に入ると、弥勒菩薩や仏像が安置されています。
その空間は蝋燭のオレンジほどの弱い光で照らされ、
何百年前もの国宝級の様々な仏像が自分の周りを囲みます。
残念な事に霊宝殿内は固く写真撮影が禁止されてる為、
霊宝殿内の雰囲気は伝えにくいのですが、
とてつもなく遠い昔に製作された仏像に囲まれ、
現代の時間からタイムスリップした感覚さえ感じました。
訪れた日が12月の平日ということもあり、
私を含めて2~3人程度の拝観者だけで、
静寂な中で鑑賞することができました。
弥勒菩薩半跏思惟像については、
西暦600年代に新羅(しらぎ)から
伝来されているという説があります。
現在から遡り、千数百年の時を経たものを目にすると、
実際に彫られた時の当時の日本の状況や
現代社会で暮らしている自分との時間差、
色々なことが頭で想像出来、不思議な感覚を抱く空間でした。
こちらは、広隆寺の御朱印です。
霊宝殿への参拝をした後に、拝受することが出来ます。
私が、広隆寺に訪れた際は、
広隆寺 ⇒ 車折神社 ⇒ 嵐山というルートで
周ったのですが、広隆寺から車折神社に向かう際に、
大映通り商店街を歩いたのですが、
近くに太秦映画村があるだけに、先にどんどん進むと、
スーパーの前に大魔神のこんな像がありました。